７２． ページ22
そして試合が再開する。
雷門はAにボールが渡らないよう重点的にマークをしながら抜いていきゴール前に辿り付く。
治「ふふっ、早く攻め込んでこい！」
小僧丸がシュート体勢に入り、ファイアートルネードを放った。だがそれは砂木沼が確りと受け止めた。
治「もっとだ！好きなだけ打ってこい！」
そしてその後もお互いの攻防が続く。そして雷門はフェイントをうまく使いゴールを決めた。
『へぇ、中々やるものだね』
試合が再開し、タツヤがボールを持って切り込んでいく。
基「(ヒロトがいなくたって、負ける訳にはいかないっ！)
流星ブレード！」
タツヤのシュートはそのままゴールに突き刺さった。
その後もまた点を取られては奪い返しの繰り返す。
そして雷門は新必殺技をここで繰り出してきた。
それをタツヤが止めようとするが、そのシュートは永世のゴールに入ってしまった。
その時にタツヤは足を痛めてしまったのか、Aはいち早くそれに気づきタツヤに駆け寄る。
『タツヤ！大丈夫か？』
タツヤは痛む足を我慢して立ち上がろうとしたが、痛みに耐えきれずAに倒れ込んだ。
Aはタツヤを受け止め、心配そうな顔で見た。
『下がるか？』
だがタツヤはAから離れるといつも通りの顔でAを見つめた。
基「ありがとうAさん、大丈夫ですから」
そういうとタツヤはポジションに戻っていった。
ヒロトがいない中、タツヤは自分が引き下がるわけにはいかない。そういう気迫をAは感じていた。
Aはそっと試合会場の入口の方を見た。だがその目線の先には誰もいなかった。
『まだ、か……』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫宮 - 76話、晴也じゃなくて晴矢です！ (2019年10月29日 16時) (
レス) id: a4825ec2c2 (このIDを非表示/違反報告)
姫華(プロフ) - お話もとても面白いので好きなのですが、イラストもとてもお上手で素敵です！ (2019年6月23日 19時) (レス) id: c5633e9a43 (このIDを非表示/違反報告)
梅こんぶ(プロフ) - ベルモットさん» コメントありがとうございます！言われてみれば似てるかもしれませんね。 (2019年5月29日 19時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - イラストが綺麗で上手でした。アフロディに似てるなぁと思いました。 (2019年5月29日 16時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
梅こんぶ(プロフ) - 名無しさん» 見ました！素敵なイラスト描いていただきありがとうございます！また載せますので、これからも応援のほどよろしくお願いします！ (2019年5月29日 8時) (レス) id: b822dbf1fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年5月25日 1時
