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63. ページ13

一方その頃、タツヤはヒロトを練習につれていこうとしていた。









基「ヒロト、いい加減にしろ」









ヒ「来んじゃねーよ」









基「どうして練習に参加しない?俺達は真剣にFFを戦ってるんだ!」









ヒ「いいじゃねーか、勝ち抜いてんだから」









基「今度の敵の雷門は、これまでにない強敵だ。お前の力がいる」









ヒ「なぁにを言い出すかと思えば、エースの基山タツヤさんの発言とは思えませんねぇ?」









ヒロトは挑発ぎみにそう言う。









基「永世学園として、全力を出したいんだ!








FF優勝は、お日様園で育った俺達の夢なんだ!」









涼「その通りだ」









部屋の明りがつくと、入口には他のメンバー全員が集まっていた。









玲「私達が夢を追いかけられるようにって、瞳子先生がサッカー部を作ってくれて、Aさんも私達がFFで強敵と立ち向かえるように強くしてくれた」









緑「そのお陰で、俺達サッカーができるようになったんだ!」









晴「だから勝つしかねーだろ!」









治「FF決勝大会ごっこだって、現実になったんだ!優勝だって夢じゃない」









基「夢の舞台に立つことは叶った。








だけど、やるからには勝ちたい。優勝を目指したいんだ。








ヒロト、お前の力を貸してくれ!」









ヒ「俺はな、お前達の目が気にくわねーんだよ。人を蔑むようなその目がな。









俺と対等に見てくれる奴は、あいつしかいねーんだ……」









ヒロトの最後の言葉は小さくて誰にも聞こえなかった。









緑「お前の心が歪んでるから、そう見えるだけだろ!」









基「誰も蔑んでなんかいないっ







わからないのかヒロト!」









ヒ「そろそろ飽きてきたんだよなぁ、サッカー」









そう言うとヒロトは部屋から出て行ってしまった。









『ヒロト』









ヒ「俺のことは放っといてくれないか」









ヒロトは壁にもたれかかるAを見ずにそのまま去って行った。

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猫宮 - 76話、晴也じゃなくて晴矢です! (2019年10月29日 16時) (レス) id: a4825ec2c2 (このIDを非表示/違反報告)
姫華(プロフ) - お話もとても面白いので好きなのですが、イラストもとてもお上手で素敵です! (2019年6月23日 19時) (レス) id: c5633e9a43 (このIDを非表示/違反報告)
梅こんぶ(プロフ) - ベルモットさん» コメントありがとうございます!言われてみれば似てるかもしれませんね。 (2019年5月29日 19時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - イラストが綺麗で上手でした。アフロディに似てるなぁと思いました。 (2019年5月29日 16時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
梅こんぶ(プロフ) - 名無しさん» 見ました!素敵なイラスト描いていただきありがとうございます!また載せますので、これからも応援のほどよろしくお願いします! (2019年5月29日 8時) (レス) id: b822dbf1fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年5月25日 1時

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