夜桜と美しき女神〜アレスの天秤〜

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翌日になり、Aは鬼道と一緒に試合会場に来ていた。









御影専農中対雷門中の試合を見に来たAと鬼道は観客席からその様子を眺めていた。









鬼「この試合、お前はどっちが勝つと思う」









『雷門かな。そうでないと困る……』








鬼「ん？」









『いいや、何も』









Aと鬼道は雷門の試合を観客席の端っこで見ていた。









雷門中は監督のいない中、御影専農中を押していた。









そして雷門は計算されつくした御影専農の布陣を利用して次々とゴールを決めていき、そして勝利した。









『流石は雷門だ』









鬼「あぁ。雷門の次の相手は帝国学園か……








行くぞ、A」









Aと鬼道は観客席を立ちその場を立ち去った。









そして向かった先には、試合を終わらせた雷門中がこちらに向かってきていた。









そして雷門が横を通り過ぎた時、稲森に鬼道が声をかけた。









鬼「稲森」








稲「ん？」








鬼「油断するな。帝国は強い。星章以上の実力を持っているだろう」









『まぁ特訓頑張りなよ。私は君達雷門を応援してるから。







じゃあね』









稲「は、はい！」








Aと鬼道はそう言うと稲森に背を向け去っていった。









稲森は二人に話しかけられ目を輝かせながら皆の元に戻っていった。








『稲森明日人、か……』









鬼「興味を持ったか？」









『フフ、雷門は着々と強くなっていくからね。興味が尽きないよ』









Aとは不適に微笑みながら帰っていった。

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