寿命縮まったんですが２【ツイステ】 (ページ48)

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あのあと、私達はすぐにマロンタルトを持ってハーツラビュル寮へ向かった。

「んじゃ、パパッと寮長にタルトを渡して謝って……」

「おーい！やっと来た。待ってたよー。オレくん！」

「たっだいまー。お待たせ、オレくん」

「「！！？？」」

『お、同じ顔が２つううううぅぅぅ！！？？』

そこにはケイト先輩に瓜二つのケイト先輩が出てきた。

「だ、ダイヤモンド先輩が２人！？」

「双子だったんすか！？」

「いやいや、男きょうだいはオレだけ。

これはオレのユニーク魔法『スプリット・カード』。

魔法で自分の分身を作れるんだ」

「昨日倒しても倒しても倒れなかったのはこういうことだったのか……」

すると更に奥からまた別のケイト先輩の分身が出てくる。

「おかえり～」

「いらっしゃい、ユウちゃん、Aちゃん♪」

「もーマジしんどい！遅いよぉエースちゃんたち」

『いやあああああぁぁ！！ケイト先輩がいっぱいいるうううううぅぅ！！！？？？』

たくさんのケイト先輩が出てきた怖くなった私は、エースに飛びついた。

「ちょっ！しがみつくなっての！？って力強っ！？」

私は引き剥がそうとするエースから意地でも手を離さなかった。

「Aちゃんってばホントに面白い反応してくれるよね～。

とにかく、遅れたら首をはねられちゃう。人手が足りないからみんな手を貸してよ。

終わったらリドルくんのとこに案内してあげるからさ」

「また薔薇を赤くする仕事か？」

「アンタ、ほんと調子いいヤツだな～！」

「さっ、それじゃ早速はじめましょー！」

そして私達はたくさんのケイト先輩に囲まれながら薔薇に色塗りをしはじめた。