寿命縮まったんですが２【ツイステ】 (ページ42)

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その後、卵を買い直して大食堂に戻ってきた私達。

デュースは未だに落ち込んでいる様子だった。

「おっ、帰ってきた帰ってきた。随分遅かったじゃん」

『うん……ちょっと途中で色々あってね。

これ、買ってきたものです』

「ありがとな」

買ってきたものをトレイ先輩に渡し、私達は一息つく。

「それじゃ、一気に仕上げよう」

トレイ先輩がそう言って私達は最後の仕上げとしてマロンペーストをタルトの上に乗って飾り付けをし、ようやくマロンタルトが完成した。

「よし、最後に粉砂糖をふりかけてっと……」

「「完成～！！」」

「かんせーい……」

デュースは意気消沈しているのか、言葉に覇気が全く感じられない。

「コイツ、買い出しでなんかあったの？」

『そっとしておいてあげて；』

「俺が１６年間信じてきたものは一体……」

私はデュースの背中をさすって苦笑いを浮かべていた。

「それにしても、お菓子作りって時間かかるんだなー。

メチャクチャ疲れたぁ……」

「おつおつ♪おっ、タルト完成した？デコレーションかわいーね！

マジカメ映え～ってカンジ♪１枚撮らせて」

『ひょわっ！？；』

いきなり厨房にやってきたケイト先輩は、出来上がったマロンタルトを見て写真を撮っていた。