寿命縮まったんですが２【ツイステ】 (ページ24)

今日:3 hit、昨日:27 hit、合計:142,224 hit

７４．ページ24

「あれ？子どもが混じってる」

遠くから見ても私より小さいことはわかった。

ここは年齢関係なく入学できる場所なのだろうか？」

「うちの学校は飛び級入学がアリだからな。

でも、彼は子どもじゃないぞ。俺たちと同じ３年生の……」

「リリアじゃ。リリア・ヴァンルージュ」

『ギャアアアアアァァァ！！？？』

「Aちゃん！？」

突然逆さま状態になって目の前に現われたその人物。

私は驚き叫んで椅子から落ちてしまう。

「クフフ、驚かせ甲斐のある良き反応じゃな」

老人口調のその人は小さく笑ってそう言う。

「コ、コイツ、瞬間移動したんだゾ！」

「お主ら、わしの年齢が気になるとな？くふふ。

こんなにピチピチで愛らしい美少年のわしだが、たしかにそこの眼鏡が言うように、子どもとは呼べない歳かもしれんな」

「ピチピチ……」

「遠くから見るだけでなく気軽に話しかけてくればよかろう。

同じ学園に通う学友ではないか。我がディアソムニア寮はいつでもお前たちを歓迎するぞ」

「あっちのメンツは全然気軽に話しかけて欲しいって感じじゃないけどな……」

奥の席にいるディアソムニア寮生を見れば、こちらを横目で見ているだけでにこりともしない。

「くふふ。食事中、上から失礼したな。ではまた、いずれ」

そう言うとリリアは戻って行った。

「おーいA、大丈夫か～？」

「え、これ気絶してない？大丈夫？；」

「よっぽど怖かったんでしょうね……；」

「ビビりすぎだろ！？」

だがその数分後、すぐに目を覚ました。