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「あの先生、年間行事について質問があるんですけど」
『おや、君は……出席番号１１番、ジャック・ハウルくんですね。
年間行事の何がわからなかったんですか？』
「学内寮対抗のマジフト大会って……」
予定表を見れば、マジフト大会の記入がないことに気付く。
『あぁ。マジフト大会は１０月。来月ですね。
記入漏れでしょうか。明日、訂正されたものをお渡ししますね』
「うっす。ありがとうございます。失礼しました」
『はい、さようなら』
ジャックは質問してスッキリしたのか、教室を出て行った。
教室に誰もいなくなると、Aは次の２年生の授業があるので、その準備のため職員室に戻っていった。
職員室へ戻ってくると、学園長が職員室に来ていた。
『おや学園長。どうなさいましたか？』
「エトワール先生、丁度よかった！
実は今朝、グレート・セブンの石像を丸焦げにした生徒がいまして……」
『そうなんですかぁ』
Aの冷静すぎる返答に学園長は思わず肩からコートがずり落ちる。
「そうなんですかって……もっと深刻な反応をしてくれてもいいじゃありませんか！？」
『学園長のことですし、既にその生徒は何らかの罰を受けているのでしょう？
過ぎたことはどうにもならないのですよ』
「そ、それはそうですが……」
Aは自分のデスクの上から２年生の名簿と教材を手にすると、さっさと職員室から逃げて行った。
「あ、ちょ！エトワール先生！話はまだ終わってないのですがー！？」
「……逃げたな、あいつ」
「面倒事を察知したのだろう」
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梅こんぶ(プロフ) - シャノさん» 訂正しました。ご指摘ありがとうございます。 (2020年8月19日 23時) (
レス) id: b822dbf1fc (このIDを非表示/違反報告)
シャノ(プロフ) - 42. で、復習だと思われるところが、復讐になっていました。こちらの間違いでしたらすみません。気になったのでコメントさせていただきました。 (2020年8月19日 19時) (レス) id: b2bfb3614c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年8月15日 11時
