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リドルに近づいていったAは、目線を合わせるためしゃがみ込み、傷やリドルの持っているマジカルペンなどを見た。
マジカルペンは黒く染まっており、オーバーブロットした形跡があった。
『……オーバーブロットしたというのは本当のようですね』
Aはそう言ってリドルの頬に流れている涙を肩に掛けている白いコートで拭ってやった。
『すみませんね。ハンカチを職員室へ置いてきたものですから』
「いえ……お手を煩わせてすみません……」
『こんな時でも、君は実に礼儀正しい優等生ですね』
Aはそう言うと、自身の杖を取り出し、それをリドルに向けた。
『＿＿＿＿＿＿……』
小さく呪文を唱えると、リドルの体が光り小さな傷が癒えていく。
『ふぅ……一先ず、外傷は手当てしておきました。
ですが念のため、養護教諭の先生に診せた方がいいですね。
クローバーくん、ローズハートくんを医務室へ運んでくれますか？』
「わかりましたっ。ほらリドル、俺に掴まれ」
「うんっ……」
トレイはリドルを支えながら医務室へと向かっていった。
「私も付き添いましょう。エトワール先生、他の生徒たちの安否確認をお願いしてもよろしいですか？」
『僕は仕事に戻るつもりでしたが……仕方がありませんね』
Aはそう言うと、他の生徒らの元へ向かった。
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梅こんぶ(プロフ) - シャノさん» 訂正しました。ご指摘ありがとうございます。 (2020年8月19日 23時) (
レス) id: b822dbf1fc (このIDを非表示/違反報告)
シャノ(プロフ) - 42. で、復習だと思われるところが、復讐になっていました。こちらの間違いでしたらすみません。気になったのでコメントさせていただきました。 (2020年8月19日 19時) (レス) id: b2bfb3614c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年8月15日 11時
