２０． ページ20
翌朝、クルーウェルは目を覚ますと、酔っ払いのAがベッドの上にいないことに気付く。
セットされていない髪を無造作にかき上げると、シャワールームから機嫌の良い歌声が聞こえてきた。
その歌声に朝から苛立ちを覚え、文句を言ってやろうとした瞬間、シャワールームから勢いよくAが歌いながら出てきた。
『おはようデイヴィス！今日も実に良い天気だ！さぁ目を覚ませ！
……おや？』
「…………俺はお前のそういうところが一番嫌いだっ」
クルーウェルを見れば、Aが勢いよく開けた扉にぶつかりひっくり返っていた。
Aは「ごめんごめん」と笑いながら手を差し出すが、クルーウェルはその手を猫のように威嚇しながら自分で立ち上がった。
「全く……勝手に人の部屋で１泊しておいて無断でシャワーまで浴びていくなんて……
お前が結婚できない理由がよくわかるな」
『そういうデイヴィスも独り身じゃないか』
「誰のせいだと思ってるんだ貴様……」
クルーウェルは昔のことを思い出しながら拳に力を込める。
『デイヴィス〜、朝食は何だい〜？』
「人の部屋の冷蔵庫を勝手に開けるな！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1213人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梅こんぶ(プロフ) - シャノさん» 訂正しました。ご指摘ありがとうございます。 (2020年8月19日 23時) (
レス) id: b822dbf1fc (このIDを非表示/違反報告)
シャノ(プロフ) - 42. で、復習だと思われるところが、復讐になっていました。こちらの間違いでしたらすみません。気になったのでコメントさせていただきました。 (2020年8月19日 19時) (レス) id: b2bfb3614c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年8月15日 11時
