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16. ページ16

「貴方は魔法が使えない。ですが、おそらく使えないからこそ、魔法を使える者同士をこうして協力させることが出来た。

きっと貴方のような平々凡々な普通の人間こそがこの学園に必要だったのです!」

「全然いいこと言ってなくね!?」





学園長の言葉に、ユウは複雑な気持ちになり形容のできない妙な表情になっていた。




「ユウくん。貴方は間違いなくこの学園の未来に必要な人材となるでしょう。

私の教育者のカンがそう言っています。

トラッポラくん、スペードくん。2人の退学を免除するとともに_____

ユウくん。貴方にナイトレイブンカレッジの生徒として学園に通う資格を与えます!」





学園長のその言葉には、さすがに全員驚く。

Aも突拍子もないその提案に、茫然たる顔になる。




『学園長っ、魔法も使えない者を生徒として迎え入れるということですかっ?』

「ええ。なんせ私、とびきり優しいので」




Aは学園長を見てフラッと後ろによろける。

呆れて声も出ない状態だ。




「ですが、1つだけ条件があります。

貴方は魔法が使えない。魔法士としては論外です。満足に授業を受けることすら出来ないでしょう。

そこで____グリムくん。

君は今日、魔法士として十分な才能を持っていることを私に証明しました。

よって、ユウくんと2人で1人の生徒として、ナイトレイブンカレッジの在籍を認めます」





学園長のその言葉に泣いて喜ぶグリム。

Aは今にも泡を吹きそうな勢いで、エースとデュースに支えられていた。

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梅こんぶ(プロフ) - シャノさん» 訂正しました。ご指摘ありがとうございます。 (2020年8月19日 23時) (レス) id: b822dbf1fc (このIDを非表示/違反報告)
シャノ(プロフ) - 42. で、復習だと思われるところが、復讐になっていました。こちらの間違いでしたらすみません。気になったのでコメントさせていただきました。 (2020年8月19日 19時) (レス) id: b2bfb3614c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年8月15日 11時

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