１０８． ページ8
「ありがと、ジェイドくん。絶対絶命！危機一髪スペシャルだよ。
生き残った記念に、一枚撮ろ〜！ほら、Aちゃんも♡」
『こんな姿、記録に残してたまるかっ……！』
「まぁ、そう言わず。はい、チーズ」
ジェイドがそう言ってAを抱え上げ、その隙にケイトが写真を撮っていた。
『テメェ！！』
「お、やっぱAちゃん美人さんだから超映えてんじゃん！」
「フフ。でももう少し笑顔になったほうがよろしいですね」
『余計なお世話だクソが！！』
Aはジェイドから離れ、疲れたのかその場にあぐらをかいて座り込んだ。
そんな様子を見て、ジェイドは「おやおや、困ったお姫様ですね」と呟いていた。
「ケイトさんたちも補給箱を手に入れられたのですね」
「でもグリちゃんがガンガン豆消費しちゃうから次の補給箱狙いにいかないと豆が尽きそう」
「よかったら、僕とAさんもご一緒させていただけませんか？」
『は？』
「ピンチを助けてもらったし、もちろんいーけど」
「よかった。僕が開けた補給箱は魔法の迷彩ジャケットと豆袋だけで、ビーンズシューターは入っていなくて。
丸腰で怪物チームと相対するのは怖いので……ずっと木の上でAさんと震えていたところだったんです。ふふ」
ジェイドのその言葉にAは「なに言ってんだこのウツボ」と言いたげな顔をしていたが、それを口に出すことはなかった。
「また笑顔の裏になにかありそうな人が……」
『はは、わかってんじゃん』
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梅こんぶ(プロフ) - 弑逆ノ桜さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。 (2020年8月5日 0時) (
レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜(プロフ) - 103のバルガス先生の台詞で魔法が魔王になってますよっ！(ﾎﾞｿｯ) (2020年8月4日 23時) (レス) id: cdb86ccf60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年8月4日 22時
