１５０． ページ50
談話室に通されたAは、監督生に事情を話す。
「あ、先輩も作戦に参加することになったんですね。
自分も参加するんですよ」
『え？マ？』
Aが驚いて若者言葉で監督生に聞き返す。
監督生は「はい。頑張りましょうね」と言って笑みを浮かべてくる。
「そういうことなら、全然泊まってくれていいですよ。
先輩って他の人と違って結構常識的な人って印象がありますし」
『お前の周りに非常識しかいないみてぇな言い草だな』
「ほぼそれに近いですけどね。
あ、寝床どうします？ここと自分とグリムの部屋しかまだ綺麗じゃないんですけど」
『談話室のソファで寝るからいいよ。僕のことは気にしなくていいからさ。
シャワーと寝床さえ貸してくれればそれだけで』
「わかりました。それじゃあ後は自由に過ごしてくださいね。
僕はそろそろ寝ます。暑いでしょうし、窓際で寝てくださいね」
監督生はそう言うと自分の部屋に戻っていき、談話室にはA１人だけになった。
『暑いな……まぁ、寮で寝たらあのウツボに何されるかわかんねぇしな……
はぁ〜〜〜〜……可愛いって本当に罪……』
Aはそう呟くと、ソファに寝転がって眠りについた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 680人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梅こんぶ(プロフ) - 弑逆ノ桜さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。 (2020年8月5日 0時) (
レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜(プロフ) - 103のバルガス先生の台詞で魔法が魔王になってますよっ！(ﾎﾞｿｯ) (2020年8月4日 23時) (レス) id: cdb86ccf60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年8月4日 22時
