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「ふむ……なるほど。確かに、エキゾチックというテーマなら、獣人族に扮するのが一番合理的だな。
それにしてもネコとは……なんともベタな。それでいて愛らしい」
マレウスはAの猫耳を楽しげに触ってくる。
特段耳が敏感とかにはなっていないのが幸いし、Aは触られてもとくに何も感じなかったが、この状況に些か恐怖を覚えていた。
「元に戻るには、ファッションショーに出て作戦を成功させること、か……
クルーウェルもシェーンハイトも、中々に面白いことをしてくれるな」
『お気に召されたようで何よりでございます……』
マレウスはすっかりAの頭についている耳が気に入った様子だった。
その時、マレウスが突然耳を触るの手を引っ込めた。
「僕はそろそろ自分の寮に戻った方がよさそうだな。
ガラが成功することを祈っているぞ。ではな」
マレウスはそう言うと、光と共に瞬時に消えていった。
それと入れ替わりで、シルバーとセベクが走ってくる。
「いたか？」
「いや、こちらにはいらしていないようだ……
若様、一体どちらへ……む？」
セベクがAを見つけると、迫りよってきた。
「そこのお前！若様をこの辺りで見かけはしなかったか！？」
『うるせぇんだよテメェの声は！！』
暗がりで見えなかったが、Aが声を発したことでセベクとシルバーはAだと気付いた。
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梅こんぶ(プロフ) - 弑逆ノ桜さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。 (2020年8月5日 0時) (
レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜(プロフ) - 103のバルガス先生の台詞で魔法が魔王になってますよっ！(ﾎﾞｿｯ) (2020年8月4日 23時) (レス) id: cdb86ccf60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年8月4日 22時
