103. ページ3
そして翌日、全校生徒がグラウンドへ集められた。
体力育成担当のバルガスが、試合のルール説明を行う。
「よく集まったモヤシども。今日は待ちに待った『ハッピービーンズデー』だ。
きちんと朝食を食べ、生卵は飲んできただろうな?栄養をとらなければ筋肉は育たないぞ」
生徒達は、農民チームと怪物チームに分かれ、既にお互いの間には火花が散らされていた。
「さて、新しく入った1年生のためにこれよりルール説明を行う。俺の筋肉に見惚れて説明を聞き逃すなよ。
この大会はコロシアムに設置してある『魔法の竪琴』の所有権を争うフラッグ戦だ。
怪物チームは、農民チームに竪琴を奪われれば負け。逆に農民チームは、制限時間内に竪琴を奪取できなければ負けとなる。実に単純明快だろう?
農民チームは怪物チームに捕縛されれば失格。怪物チームは農民チームに豆を当てられると失格だ。
そして、次が一番重要なルール!
____試合中、魔法は全面的に使用禁止だ!
魔法の使用が認められた場合、選手は即失格。己の肉体のみで戦い抜け!」
バルガスがそう言うと、今回が初参加の1年生たちは文句を言い始める。
『確かに、魔法禁止って何か面白みねーよな』
「オレも今回はやる気でねぇ〜」
フロイドはAの頭に顎を乗せて気怠げな声を発していた。
104.→←102.Happy Beans Day Story
680人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梅こんぶ(プロフ) - 弑逆ノ桜さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。 (2020年8月5日 0時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜(プロフ) - 103のバルガス先生の台詞で魔法が魔王になってますよっ!(ボソッ) (2020年8月4日 23時) (レス) id: cdb86ccf60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年8月4日 22時