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Aとジェイドはその後、購買部前までやってきた。
その間、ケイトたちとははぐれたのか出くわすことは一切なかった。
「ああ、ケイトさん、監督生さん、グリムくんたちとはぐれてしまった。
単独行動で離れた少しの間に、まさか待機場所が怪物チームの急襲を受けるなんて……」
『どうせ予想ついてたくせに』
Aは「ケッ」と何食わぬ顔でそう言う。
「まぁ、その気になれば合流手段はある。しばらくは二人っきりですね♡」
『わー嬉しい』
Aは平坦な声でそう言ってみせた。声に比例して顔も無表情のままだ。
「ともあれ、チームを離れた甲斐はありました。無事に目的の”ブツ”……『氷柱キノコ』を手に入れられましたからね。
このキノコを持って『スミス』さんの元に向かうとしましょう」
そう言ってジェイドが購買部に入っていくので、Aはそれに続いて入っていった。
中に入ると、購買部の店長のサムが陽気な声で出迎えてくれる。
「Hey！小鬼ちゃんたち、いらっしゃい」
「こんにちは、サムさん」
「どんなものでもＩＮ ＳＴＯＣＫ ＮＯＷ！
なにをご所望だい？避妊具や女性の日用品なら……」
「それはまた今度で」
『いらねーよ！！何に使うんだよ！？』
Aは若干頬を赤くさせながらキレ気味にそう言った。
サムがそう言うと、ジェイドはサムを真っ直ぐ見つめ口を開く。
「『欲しい物だけOut of stock！』」
「むっ！？『それは絶対アリエネー』」
「『だけど全然ミツカラネー』」
「「今日は全力ハッピービーンズデー」」
『……は？』
二人の会話についていけないAは、呆けたようにキョトンと口を半開きにしていた。
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梅こんぶ(プロフ) - 弑逆ノ桜さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。 (2020年8月5日 0時) (
レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜(プロフ) - 103のバルガス先生の台詞で魔法が魔王になってますよっ！(ﾎﾞｿｯ) (2020年8月4日 23時) (レス) id: cdb86ccf60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年8月4日 22時
