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『体力育成の成績とか別に加点貰わなくても大丈夫だし、さっさと捕まって……』
「さぁ行きますよAさん。まずは補給物資の方へ向かいましょう」
『は？ちょ、僕は１人でって……ああああぁぁぁぁ……！』
Aはジェイドに抱えられながら、無理矢理連れて行かれた。
それから補給物資の入っている箱のある場所まで到着したAとリーチ兄弟。
その箱の近くでは、農民チームと怪物チームが争っている真っ最中だった。
「おやおや、もうすでに始まっていますね。今のうちに物資を頂くとしましょうか」
『お前、せこ……；』
「これぞ、漁夫の利……ですよ」
ジェイドはそう言うと、バレないようこっそりと補給物資を奪いその場から即座に離れていった。
補給物資を狙っていた農民チームたちは、「物資がなくなってる！？」という声と共に怪物チームに連れて行かれていた。
『あーあ、かわいそ』
「箱の中身は……迷彩ジャケット２枚と豆袋だけですか……
ビーンズシューターはなさそうですね」
ジェイドがそう言いながら箱の中を漁っていると、フロイドが気怠げな顔をして歩き出す。
「フロイド？どちらへ行くんですか？」
「気分のらなーい。その辺で昼寝してくる〜」
フロイドはそう言うと、森の中に１人で入っていった。
「仕方が無いですね……ではこの迷彩ジャケットはAさんに」
『お前、フロイドがいたら僕に渡さないつもりだったのかよ』
Aの言葉にジェイドは笑みを浮かべるだけだった。
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梅こんぶ(プロフ) - 弑逆ノ桜さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。 (2020年8月5日 0時) (
レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜(プロフ) - 103のバルガス先生の台詞で魔法が魔王になってますよっ！(ﾎﾞｿｯ) (2020年8月4日 23時) (レス) id: cdb86ccf60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年8月4日 22時
