夜桜の木の下には彼女がいた６～FFI編～ (ページ10)

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宿舎に帰ると、病院から連絡が入る。

どうやら響木が一般病棟に移されたとのこと。

それと同時に最悪のニュースも入ってくる。ガルシルドが逃げ出したらしい。

ガルシルドのことも気になるところだが、皆は取り敢えず響木のお見舞いに向かった。

円「響木監督の病室は……」

春「今聞いてきますね！」

その時、病院から夏未ともう一人男性が出てきた。

春「夏未さん！？」

「「えぇ！？」」

秋「どうしてこんなところに？」

夏「まだ話してなかったのね、円堂君」

円「あ、うん……」

夏「こちらはミスターアラヤ。コトアール代表リトルギガントの監督よ」

夏未は隣の男を皆に紹介した。

土「この人が……」

鬼「フィディオ達を倒したあのチームの……」

春「でも、コトアールの監督さんと夏未さんがどうして一緒に……」

夏「私がリトルギガントのマネージャーだからよ」

「「！！」」

春「夏未さんが！？」

壁「どういうことっすか！？」

『夏未お前、どういうつもりだ』

Aは夏未を少し睨み付けながらそう言う。

しかし夏未はAの言葉に応えようとはしなかった。

その時、コトアールの選手が慌てて走ってきた。

「おーい監督！夏未ー！！」

夏「リューじゃない！ど、どうしたのっ？」

リュ「大変なんですっ！コトアールエリアがっ！」

皆は急いでニュースを見た。

ニュースでは謎の集団がコトアールエリアを襲っている映像が流れていた。

秋「酷い……」

円「誰がこんなことをっ」

アラヤ「どうやら奴は、本当にワシを怒らせたみたいだな……」

皆はイナズマキャラバンに急いで乗り込んだ。

円「古株さんっ、コトアールエリアに急いでください！」

古「わかった！」

イナズマキャラバンはもうスピードでコトアールエリアに向かっていく。

円「間に合ってくれっ……」