夜桜の木の下には彼女がいた６～FFI編～ (ページ27)

今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:94,812 hit

２７７．ページ27

全員がグラウンドに出て自分のポジションにつく。

その時、相手のフォーメーションを見て一同は動揺する。

殆どの選手が前線にいて、ゴール前ががら空きなのだ。

『何だ、このフォーメーションは……』

フィ「これがリトルギガントの恐ろしさだ！」

染「全員がFWかよっ……」

風「どういうつもりだ……」

そして試合開始のホイッスルが鳴り響く。

フィディオ達は素早いパス回しを繰り返していて、一向にボールを奪うことができない。

そしてそのままボールはフィディオに渡る。

フィ「オーディンソード改！」

フィディオの放ったシュートを円堂は新しい技で止めようとするが、それは不発に終わりそのままシュートはゴールに突き刺さってしまった。

フィ「リトルギガントの攻撃はもっと厳しいぞ！」

「「！」」

そして全員が再びポジションにつく。

しかしまた相手のポジションに一同は驚く。

『今度は全員がDFに……？』

試合が再開しヒロトからAにボールが渡る。

その瞬間、DF陣に一瞬で囲まれてしまう。Aはなんとかそれを躱すが、人数が多い分、躱しきれずにボールを奪われてしまう。

「甘いぞ！リトルギガントの攻めはもっと激しかったぞ！」

その後も悉くボールを奪われ続け全くパスが通らない。

そして再びボールは前線へあがったフィディオに渡る。

フィ「オーディンソード改！」

円堂は再び新しい技を試すが、それもまた不発でゴールに突き刺さってしまった。