夜桜の木の下には彼女がいた６～FFI編～ (ページ25)

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その翌日、いつも通り目が覚めると、そこにはフィディオがいた。

フィ「おはようA！」

『あぁフィディオか……おはよう……って、フィディオ！？』

Aはここにいるはずのないフィディオの登場に一瞬で目が覚めた。

フィ「もう皆ミーティングルームにあつまってる。ほら早く行こう！」

『え、ちょっとどういうこと！？；』

Aはフィディオに腕を引かれミーティングルームにつれて行かれた。

そしてそこで全ての全容を聞いた。

リトルギガントと戦ったオルフェウスだからこそ伝えられることを、実戦を通じて教えてあげようという話らしい。

ブ「リトルギガントは、後半の動きがまるで違っていた。無駄のない動きと恐るべきスピード。

まるで相手の人数が倍になったようだったぜ」

フィ「どこにパスしても奪われ、どんなに守っても突破されたよ。

カテナチオカウンターでさえもね」

ブ「奴等に勝つにはあのスピードとパワーを封じることが必要だ！」

フィ「俺達は全力でリトルギガントの戦い方を伝える。

今日は決勝戦本番のつもりでぶつかってきてくれ！」

円「よーし皆！やるぞー！」

「「おぉー！」」

『取り敢えず着替えてきてもいいかな？；』

そこで皆はようやくAがまだ寝間着だということに気がついた様子で一気に頬を染めた。

短パンキャミソール状態で連れてきたフィディオ本人でさえも。

Aはそんな彼等をよそに着替えに部屋に戻っていった。