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『セバスチャン、お前何しに来た』
「坊ちゃんが本日のお昼を十分に食べれていないようでしたので、僭越ながらこちらのフルーツサンドを持参させていただきました。
こちらはその余り物で作ったパウンドケーキでございます。皆さんでどうぞ」
Aはそのフルーツサンドを受け取った。
「美味そう〜！セバスチャンさんの作ったデザートって全部美味いんだよなぁ〜！」
グリムとエースのケンカもいつの間にかおさまっていた。
「ミカエリスさんのデザートだけでコイツらのケンカが止まるとは……すごい効き目だな」
「恐縮です」
Aは「ふん」と気に食わなさそうに近くのベンチに座ってフルーツサンドを食べていた。
「有能な執事だなぁ〜。なぁA、一日だけオレにセバスチャンさん貸してくれよ〜」
『無理な相談だな』
「ちぇ。つか、次の時間いよいよテスト返却じゃね？」
エースがそう言うとグリムとデュースがハッと顔をあげた。そんな２人の口の端にはパウンドケーキのクリームがついている。
「早く教室に行くんだゾ〜！テスト！テスト！」
グリムたちは結果発表が楽しみなのか走って教室へ向かった。
「おやおや、随分浮かれているようですね。坊ちゃんは試験の方は大丈夫だったのですか？」
『フン、僕が後れを取るとでも？学生の勉強なんて、簡単すぎる。
行くぞ、ユウ』
「あ、うん。セバスチャンさん、ケーキご馳走様でした！」
ユウはAの後ろについていっていた。
「いってらっしゃいませ」
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アリス(プロフ) - 80話なんですけどクリオネちゃんってオルトくんじゃなかったですか？ (2022年9月6日 15時) (
レス) @page30 id: 3630be2449 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 寮が一時的に取られてるときセバスチャン達は何処に居座るのかな？これからも無理せずに頑張ってください！ (2020年7月18日 4時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年7月17日 1時
