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80. ページ30

「それじゃあ、ここはオクタヴィネル!?」







「はい。オクタヴィネル内のモストロ・ラウンジです」







「や、やった〜〜〜!オレ様たちついに牢獄からの脱出に成功したんだゾ!」








グリムは泣いて喜んでいた。







「つーか、その四角いヒラメみたいなの、ナニ?」







「カリムさん所有の魔法の絨毯によく似ていますが……」








ジェイドとフロイドがそう言ったその瞬間、モストロ・ラウンジに大勢のスカラビア寮生が押し寄せてきた。








「もう逃げられないぞ、盗人どもめ!」






「大人しくお縄につけ!」







「ふな”っ!こんなところまで追っかけてくるなんて、しつけーやつらなんだゾ!」








Aは何事だと押し寄せてくるスカラビア寮生たちを見ていた。







その時、奥からアズールが出てくる。







「君たち、こんな深夜に一体なんの騒ぎです?」







「お前はオクタヴィネルの寮長、アズール・アーシェングロット……!」








「……これは一体、どういう状況なんですか?」







アズールがスカラビア寮生たちの前に立ってそう言う。







「オクタヴィネルには関係ないことだ!大人しくそこの2人を引き渡してもらおうか」









そう言われ、アズールはユウとグリム、そしてAを見た。








「おや?Aさん、戻ってきていらしてたんですか?







それによく見れば、そちらの床に転がって震えているのはユウさんとグリムさんじゃありませんか。







そっちのお二人に限っては、あまりに小汚いので、雑巾かと思いましたよ」








『相変わらず口の減らない男だ』









「こ、これには海より深い理由が……」

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らむくん(プロフ) - やだッッッ!!お前すきッッッ(帰れ (2020年7月13日 19時) (レス) id: 4eb72e88f0 (このIDを非表示/違反報告)
暇人B - 続編おめでとう御座いますぅぅぅぅぅぅぅぅぅ((うるせえ (2020年7月13日 16時) (レス) id: 655b6dff02 (このIDを非表示/違反報告)
蝶凛 - 続編おめでとうございます!無理をせずに更新頑張ってください! (2020年7月12日 22時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年7月12日 21時

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