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ジャック「うおおおおあ！！」
デュース「おらあああ！！」
ジャック「はぁ、はぁ……な、なかなか鋭いの打ち込みやがる……」
デュース「はー、そっちこそ……はー、やるじゃねぇか……」
Aはその様子を安全なところから芝生に座って眺めていた。
グリム「オマエのパンチ、オレ様のハートに響いたんだゾ……」
エース「ぜー、はー……お前ら空気に飲まれすぎじゃね？もう選手枠とかどーでもいーわ……しんど……」
『みんなボロボロだね』
Aはボロボロのエース達を見てそう言った。
ジャック「……よし。これでケジメはつけた。俺の知ってる事は話してやる」
エース「ケジメって、なんのケジメだよ」
ジャック「俺自身の心のケジメだ。所属寮を裏切ることに違いねぇからな。
だが、俺はもう我慢ならねぇ！！どんなに強い相手だろうが、自分自身の力で挑んでこその勝負だろ。
今回の大会だって、俺は自分がどこまでやれるのか挑戦するつもりで自分を鍛えてきた。
卑怯な小細工なんて反吐が出る！そんな勝利になんの意味がある？
俺は、自分自身の力で勝ち上がってテッペン獲ってやりたかったんだ！」
エース「あ、こいつスゲー面倒くさいヤツだ」
『あくまで自分のためなんだ』
デュース「わかる！俺はわかるぞ！！その気持ち！！」
グリム「コッチにも面倒くさいヤツがいるんだゾ」
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年7月3日 19時
