・ ページ47
エース「……って、言い訳すんのもダサいか。悔しいけどAの作戦勝ち、かな」
デュース「……ああ。Aが落ち着いて指示を出してくれたからこうして魔法石を手に入れられた。
これで退学させられずに済む。……本当に良かった」
『みんなが協力してくれたおかげだよ。無事で済んでよかったよ』
エース「はいはい。よかったよかったー。マジ、クッタクタのボロッボロ。早く帰ろうぜ」
グリム「いっぱい魔法を使ったら腹が減ったんだゾ……
……ン？コレ、なんだ？」
足元を見れば、そこには黒い石が転がっていた。
デュース「さっきのバケモノの残骸か？魔法石……？いや、でもこんあ石炭のように真っ黒な石は見たことがない」
グリム「クンクン……なんだかコレ、すげー良い匂いがするんだゾ……」
エース「うそだあ！？」
グリム「アイツが隠し持ってた飴ちゃんかもしれねーんだゾ！
うう〜っ、我慢できない！いただきまーす！」
グリムはその黒い石を食べ始めた。
『コラ！ペッしないさい！ペッ！』
Aが吐き出させようとした時、グリムが固まった。
グリム「う゛っ！！！！」
デュース「おい、大丈夫か！？」
エース「あーあ。そんなもん拾い食いするから〜」
グリム「う……うううう……っっっ、うんまぁ〜〜〜い！！」
「「え”っ！？」」
グリムの発言には皆はドン引きの声をあげた。
グリム「まったりとしていてそれでいてコクがあり、香ばしさと甘さが舌の上で花開く……
まるでお口の中が花畑だゾ！」
エース「げーっ、やっぱモンスターってオレたちとは味覚が違うの？」
デュース「……かもしれないな。というか……落ちている得体の知れないものを口に入れること自体ほとんどの人間はやらない」
『本当に大丈夫かな？』
Aの心配とは裏腹にグリムは満足げに笑っていた。
グリム「心配しなくても、オレ様はオマエたちと違ってそんなヤワな腹はしてねぇんだゾ」
エース「もー。あとで腹下して泣いても知らねーからな」
デュース「＿＿＿さぁ、気を取り直して。この魔法石を学園長に届けに行こう！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 140人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年6月30日 17時
