乙女ゲーム化した監督生【ツイステ】 (ページ4)

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入学式へ向かうため、中庭のような場所を通っていく。

？「ごほん。ここは『ナイトレイブンカレッジ』。

世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ魔法士の卵が集まる、ツイステッド・ワンダーランドきっての名門魔法士養成学校です」

「魔法養成学校」「ナイトレイブンカレッジ」「ツイステッド・ワンダーランド」＿＿＿＿

聞いた事のない単語ばかりで少し混乱していた。

クロウリー「そして私は理事長よりこの学園を預る校長。

ディア・クロウリーと申します」

『ま…まほうし？』

クロウリー「この学園に入学できるのは『闇の鏡』に優秀な魔法士の資質を認められた者のみ。

選ばれし者は、『扉』を使って世界中からこの学園へ呼び寄せられる。

貴方のところにも『扉』を乗せた黒い馬車が迎えにきたはずです」

そう言われ記憶の断片に暗い森の風景が浮かびあがった。

クロウリー「あの黒き馬車は、闇の鏡が選んだ新入生を迎えるためのもの。

学園に通じる扉を運ぶ、特別な馬車なのです。

古来より特別な日のお迎えは馬車と相場が決まっているでしょう？」

『相場って、どこの相場？』

突拍子もないそんな話に逆に冷静になりつつあった。

クロウリー「さっ、入学式に行きますよ」

クロウリーの手の中でグリムは未だに暴れようとしていた。