乙女ゲーム化した監督生【ツイステ】 (ページ28)

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グリム「オラァ！エースはどこだ！隠し立てするとただじゃおかねーんだゾ！

……って、もう誰もいない～！？」

肖像画「いいや、私がいるよ」

突然壁にかかっている肖像画の男性が話しかけてきた。

グリム「ふぎゃーーー！！！絵がしゃべった！？」

肖像画「なんだい？しゃべる絵画なんかこの学校じゃあ珍しくないだろう？

あっちの壁の貴婦人も、こっちの壁の紳士もみんなおしゃべりするよ。

肖像画には口があるんだから、おしゃべりもするってものさ。普通のことだろう？」

『普通、絵は喋りませんけど』

肖像画「君の”普通”と私の”普通”は違う。個性は尊重しあってこそだ。そうだろう？

それで？君たち誰かを探してるのかい？」

そう言われて自分達の目的を思い出すグリムとA。

グリム「エースって奴を探してるんだゾ。顔にハートが描いてある、もさもさ頭の奴！」

肖像画「ああ、知っているとも。今日から入ってきた新入生だね。

少し前に寮へ戻っていったようだけど……」

グリム「にゃに～！あの野郎やっぱり逃げやがったんだゾ！どっちに行ったかわかるか！？」

肖像画「寮への扉は東校舎の奥さ」

グリム「A、追いかけるんだゾ！」