乙女ゲーム化した監督生【ツイステ】 (ページ13)

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Prologue．５ページ13

クロウリーに案内されやってきたその寮は、趣があるとはよく言った古びた建物だった。

『これは……』

オンボロすぎて言葉にならないA。

クロウリー「そうでしょう。そうでしょう。さあ中へどうぞ」

中に案内されると、中も相当ほこりっぽく、廃墟そのものだった。

クロウリー「ここであればとりあえず雨風は凌げるはずです。

私は調べ物に戻りますので適当に過ごしていてください。

学園内はウロウロしないように！では！」

そう言うとクロウリーは寮を出て行ってしまい、そのオンボロ寮にはA１人だけとなる。

『座るためにも、まず掃除をしないと』

Aはそう言って談話室と自分の寝室にする部屋の掃除を始めた。

その時、窓の外を見れば雨が降り出してきていた。

窓の外をぼーっと見ていると、聞き覚えのある声が聞こえてくる。

グリム「ぎえー！急にひでえ雨だゾ！」

『！！』

声がして振り返ると、そこには追い出されていったはずのグリムがいた。