乙女ゲーム化した監督生【ツイステ】 (ページ9)

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皆が出て行った後、部屋にはAとクロウリーだけとなる。

クロウリー「＿＿＿さて、Aさん。大変残念なことですが……

貴方には、この学園から出て行ってもらわねばなりません。

魔法の力を持たない者をこの学園へ入学させるわけにはいかない。

心配はいりません。闇の鏡がすぐに故郷へ送り返してくれるでしょう。

さあ、扉の中へ。強く故郷のことを念じて……」

『長い夢だった……』

Aは安堵の息をついて再び鏡の前に立った。

クロウリー「さあ闇の鏡よ！この者をあるべき場所へ導きたまえ！」

闇の鏡「……」

クロウリーが闇の鏡にそう言うが、闇の鏡は一切反応しない。

クロウリー「ゴ、ゴホン……もう一度。闇の鏡よ！この者を……」

闇の鏡「どこにもない……」

クロウリー「え？」

闇の鏡「この者のあるべき場所は、この世界のどこにもない……

無である」

闇の鏡がそう言うと、Aは唖然と立ち尽くしてしまった。

『悪い夢すぎる……』