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「うっそ……あのリドルくんがギャン泣きしてる……」
「おいこら！泣けば許されると思うなよ！」
「お前もたいがい空気読まないな……」
Aは泣き崩れるリドルを黙ってジッと見つめていた。
駆け寄って涙を拭ってやろうにも、既に身体は疲労や傷で全く動かなくなっていた。
「俺も悪かった。お前が苦しんでるの知ってたのにずっと見ない振りをしてた。
だから、今日は言うよ。リドル、お前のやり方は間違ってた。だからみんなにちゃんと謝るんだ」
「……うっ、ぐす……ごめんなさい……。ごめんなさい……っ！」
『主……』
Aはリドルが素直に謝る姿を見て心なしかいつも無表情な顔が一瞬だけ緩んだ気がした。
「オレ、寮長が今までの行動を謝ってくれたら言おうと思ってたことがあんスけど……
ゴメンの一言で済むわけねーだろ！絶ッッ対許してやらねーーー！！！！」
「え〜っ！？この空気でそれ言う！？」
エースの発言に皆は目を点にした。
「ったりめーだ！こっちは散々コケにされたわけだし？
せっかく苦労して作ってた手作りマロンタルトを捨てられたわけだし？
涙ながらに謝られたくらいじゃ許せねーなあ」
「コイツ、オレ様より根に持つタイプなんだゾ」
「そんな……じゃあ、どうすれば……」
「……オレ、しばらくは誕生日じゃないんだよね」
「は？お前何を言って……」
「だから、『なんでもない日』のパーティのリベンジを要求する。
オレたち、結局パーティに参加できてねーし。そんで今度はお前がタルトを作って持ってこいよ。
あっ、トレイ先輩に手伝ってもらうのはナシだから！A先輩に手伝ってもらうのもだぞ！
自分で苦労しろ！……そしたら、許してやらないことも、ない」
「自分は手伝ってもらったくせに」
『素直じゃないんだな……』
「外野と怪我人は黙ってろっ。いい？わかった？」
「……うん。わかった」
リドルはエースの提案を素直に受け入れた。
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らむ(プロフ) - お気に入り登録者まさかの1000人目??（ ＾ω＾） (2020年7月5日 15時) (
レス) id: 4eb72e88f0 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！応援してます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年6月29日 2時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
暇人パーリナイ(プロフ) - 更新早い.......さては.......神ですか？？？？ 無理はなさらないでくださいね これからも愛読させていただきます (2020年6月28日 11時) (レス) id: 6c369c24d6 (このIDを非表示/違反報告)
暇人パーリナイ(プロフ) - とても内容が好みでもう最高です！ これからも更新頑張ってください！ (2020年6月27日 19時) (レス) id: 6c369c24d6 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - とっても面白いです!ゆっくりで良いので更新頑張って下さい!応援してます。 (2020年6月27日 10時) (レス) id: 38ac23a481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年6月26日 19時
