人の皮を被った鬼捌【ヒロアカ】 (ページ22)

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備品室にやってくると、波動がミスコン用の写真撮影を行っていた。

波動「ねえねえなんでエリちゃんいるの？不思議！なんでなんで！？楽しいねー」

緑谷は波動のミスコン用の恰好を見て挙動不審になっていた。

緑谷「個性も派手だしその…お顔も…ププププロポプロ…」

『プロポーション』

緑谷「そんな先輩でも準なんですねっ」

波動「そー聞いて！！毎年ねェ勝てないんだよーすごい子がいるの！

ミスコンの覇者！！３年Ｇ組サポート科、絢爛崎美々美さん！」

緑谷「す…凄い」

『名前からして想像つきますねぇ』

天喰「今年はＣＭ出演で隠れファンが急増しつつある拳藤さんも出るし、何しろ世間でも有名人である付喪さんも出る。波動さんも気合いが入ってる。

大衆の面前でパフォーマンスなんて…考えただけで…いたた…お腹いたくなってきた…」

『先輩が出るわけじゃないでしょうに～』

Aは天喰の背中をポンポンと叩いて笑っている。

波動「最初は有弓に言われるまま出てみただけなんだけど……何だかんだ楽しいし悔しいよ。

だから今年は絶対優勝するの！最後だもん」

波動はそう言って笑ってみせた。

通形「できるさ！」

エリ「……」

通形「じゃあそろそろ次いこうか！」

波動「付喪さん！私達から誘ったけど、絶対に負けないよ！お互い頑張ろうね！」

『…はい、私も精一杯努力させてもらいますね』

Aはそう言って備品室を出た。

『……早く、完成させないとね』