人の皮を被った鬼肆【ヒロアカ】 (ページ44)

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それから数日が過ぎた頃、Aの家に相澤がやってきた。

『……寝起きなんですけど、何用ですか』

相澤「寝起き悪いなお前。あとちゃんと服着ろ。はだけてんぞ」

Aの寝間着は丈の短い着物で、帯が緩んで肩から着物がズレ落ちていた。

オールマイト「Aちゃんほら、昨日言っただろう？」

相澤と一緒になって帰ってきたオールマイトがそう言う。

『家庭訪問ってやつですかぁ。どうりで普段絶対着ないようなスーツなんですね。

それじゃ私お茶淹れてきますんで、ゆっくりしててください』

Aはそう言うとキッチンへ向かった。

それからお茶を淹れてリビングに戻ってきたA。

『それで、何の話でしたっけ？』

相澤「オールマイトさんから聞いたんじゃなかったのか；

全寮制の話だ。オールマイトが引退したことで雄英も万全の状態で生徒の安全を保証したいと考えている」

『なるほど……』

相澤「どうですかオールマイトさん」

オールマイト「……私の力がなくなったことで、Aちゃんを狙う輩が増え始めると思う。

だから私は……この子は警察の保護下に入れるべきだと、そう考えているのだよ……」

『……』

オールマイトの言葉に、Aはお茶を飲みながら黙っていた。