人の皮を被った鬼肆【ヒロアカ】 (ページ38)

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１８８．ページ38

ＡＦＯ「精神の話はよして、現実の話をしよう。

確実に殺す為に、今の僕が掛け合わせられる最高・最適の個性達で、君を殴る」

その時、オール・フォー・ワンの右腕が変形し始める。

ＡＦＯ「先ほど手を合せてようやく確信を得たよオールマイト。君の中にもうワン・フォー・オールはない。君が今使っているのは娘の微弱な力、そしてワン・フォー・オールの余韻…残りカス…譲渡した後の残り火。

そしてその火は使う度に弱まっている…もはや吹かずとも消えゆく弱々しい光…

緑谷出久、譲渡先は彼だろう？資格も無しに来てしまった…まるで制御できてないじゃないか。

しかも娘の力に頼ってまでその程度の力とは。所詮は仮初めの親子だ。存分に悔いて死ぬといいよオールマイト。

先生としても、父親としても、君の負けだ」

オール・フォー・ワンとオールマイトが衝突し、その場には凄まじい衝撃が巻き起こった。

オールマイト「そうだよ、先生として…叱らなきゃ……いかんのだよっ

父親として……娘を守らねばならんのだよ！私が！やらねばならんのだよ！！」

オールマイトはそう叫びながらオール・フォー・ワンの力に耐えていた。

ＡＦＯ「……成程、醜い。吹かずとも消えゆく弱々しい残り火。抗っているのか。役目を全うするまで絶えぬよう、必死で抗っているのかっ。

そこまで醜く抗っていたとは…誤算だった」

オールマイト「象徴としてだけではない…お師匠が私にしてくれたように…私も＿＿＿彼を育てるまでは、まだ、死ねんのだ！！！」