人の皮を被った鬼肆【ヒロアカ】 (ページ23)

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１７３．ページ23

爆豪「(あんだけ大掛かりな襲撃かち込んで成果俺とこいつ一人。

言質も取れてる！こいつらにとって俺とこいつは「利用価値のある重要人物」。

俺の心に取り入ろうする以上、本気で殺しに来るこたねえ。

あいつは手足縛られて身動き一つできやしねぇ状態……

相手は７人か…こいつらの方針が変わんねーうちに、２，３人ぶっ殺して腹黒女担いで脱出したる！！)

言っとくが俺ァまだ戦闘許可解けてねえぞ！」

『みみっちぃ～……』

マグネ「自分の立場…よくわかってるわね…！小賢しい子！」

トガ「刺しましょう！」

荼毘「いや…バカだろ」

コンプレス「その気がねえなら懐柔されたフリでもしときゃいいものを…やっちまったな」

爆豪「したくねーもんは嘘でもしねんだよ俺ァ。こんな辛気くせーとこ長居する気もねえ」

死柄木は顔につけていた手を拾い上げた。

死柄木「手を出すなよ……おまえら。こいつは…大切なコマだ」

『(本気で爆豪少年を仲間にしようと……)』

死柄木「出来れば、少し耳を傾けて欲しかったな…君とはわかり合えると思ってた…」

爆豪「ねぇわ」

死柄木「仕方ない。ヒーロー達も調査を進めていると言っていた…悠長に説得してられない。

先生、力を貸せ」

『？』

？〈……良い判断だよ。死柄木弔〉

『！！？』

その声を聞いた瞬間、Aの背筋は一瞬で凍り付いた。

『(この声……まさかっ……)』

５年前に１度聞いたことのある声________＿＿＿＿

あの日の絶望と後悔が再び頭の中を駆け巡っていた＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿