夜桜の木の下には彼女がいた２～FFI編～ (ページ7)

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ネオジャパンのスローイングで試合が開始された。

するとネオジャパンはDFの二人を残しての全員攻撃に入ってきた。

『円堂をリベロに入れる事で守りが弱まると考え、攻撃型の陣形にしてきたな……流石は瞳子監督だよ』

リ「ちょ、それじゃあヤバいんちゃうん！？」

『大丈夫。その辺に関してはうちの監督の方が一枚上手だよ』

Aは口角をあげ久遠の方を見た。久遠もまたAの方を横目で見ていた。

そしてネオジャパンは木戸川清修の「トライアングルZ」を打ってきた。

その時、ボールを止めようと飛鷹が飛び出してきた。

その瞬間、飛鷹が足を振り上げるとそのボールは何かに包まれるように威力が弱まり、立向居の手にすっぽりと収まった。

春「何が起こったんですか……？」

『監督の目的は一つ、飛鷹の能力を引き出す事』

皆は久遠の方を見た。久遠は真っ直ぐ試合の様子を見ていた。

立「円堂さん！」

立向居からのパスで円堂達があがっていく。

ネオジャパンは全員であがっていたため戻ることができない。

しかし砂木沼が負けじと円堂を止めに入る。

しかし円堂は砂木沼を躱し、鬼道にボールをパスした。

「「イナズマブレイクV2！」」

三人の技は無限の壁を破壊しゴールに突き刺さった。

イナズマジャパンはついに勝ち越し、そしてそこで試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

イナズマジャパンはなんとか日本代表の座を守りきることができた。