夜桜の木の下には彼女がいた２～FFI編～ (ページ33)

今日:4 hit、昨日:16 hit、合計:152,891 hit

８３．ページ33

久「後半は更にメンバーを変える。

緑川、鬼道、お前達は下がれ」

鬼「！」

緑「そんな！」

久「緑川、無理をしすぎたようだな。足にきているぞ」

緑「っ……」

久「自分が一番わかっているはずだ」

緑「はい……」

『鬼道も土方とぶつかったとき膝痛めたでしょう』

「「え！？」」

土「本当かよ鬼道？」

鬼「やはり気付いていたか……」

久「下手に動いて庇うようには悪化させるだけだ」

鬼「わかりました」

久「不動、お前が出ろ」

鬼「！不動を？」

不「へぇ～、やっとですか」

鬼「待ってください！不動はまだチームに溶け込んでません！世界進出の掛かったこの大事な試合で、なぜ不動はっ」

久「敵は不動を知らない」

鬼「！」

久「不動は、ジョーカーだ」

不「フッ、ジョーカーですか」

風「そうかっ、今まで試合に出てない不動……きっと韓国にはデータがない」

円「うまくいけば流れをこっちに戻せるかもしれない！」

ヒ「確かに、一理あるな」

不「良いこと言うねえキャプテン。強い者は弱い者を喰らって生きる。それが自然界の掟だ」

久「皇、鬼道の代わりにお前がキャプテンマークをつけろ」

『え、私？風丸じゃなくて？』

久「お前が指揮をとれ。いいな」

『……わかりました』

Aは鬼道からキャプテンマークを受け取り腕につけた。