時をとめて３【ヒロアカ】 (ページ33)

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それから翌日、約束通り相澤が自宅へやってきた。

その横には、オールマイトの姿もあった。しかしその姿は、痩せこけた姿だった。

正面に座る相澤とオールマイト。その正面には、両親に挟まれて座るA。その表情はどこか浮かない。

母「全寮制？この後に及んでまたふざけたことを」

父「うちの娘が敵の襲撃でどんな目にあったか理解ができているのか？

アンタが弱体化してしまった以上、雄英には任せられない。娘は、士傑高校に転校させる」

『っ……』

Aは服の裾を強く握りしめた。

相澤「それは……娘さんとよく話し合ったことなのでしょうか」

母「以前からこの話はしていました。元々この子は、雄英などという腑抜けた場所よりも、士傑のような規律を重んじる場所で学ぶ方が合っています。

私達親は、この子に立派なヒーローになってもらいたいのです」

両親の話にその場は静まり帰った。

『(お願い……お願いだから、両親の話に納得しないでっ……)』

その時、相澤が口を開いた。

相澤「……わかりました。貴方方の言い分は、理解しました」

その言葉を言った瞬間、Aは絶望の底に叩きつけられたような感覚に陥った。

しかし＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

相澤「ですが……それはあくまで貴方方ご両親の考え。

私は、娘さんの意見が聞きたい」

Aはそっと顔をあげ相澤を見つめた。相澤はただ真っ直ぐに、Aを見つめていた。