時をとめて３【ヒロアカ】 (ページ31)

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画面に映るオールマイトは、敵に向かって再び立ち上がる。

片腕だけが膨張し敵に構えるその歪な姿にAは心の底から格好いいと感じた。

その時、その場にエンデヴァーの姿が見えた。

それ以外にも多くのヒーロー達がオールマイトを援護しようとその場に現われた。

しかしその時だった、相手の敵の片腕が変形していく。その腕はまるで、複数の個性を合わせて作りだしたもののようにも見えた。

そしてその瞬間、オールマイトと敵の拳がぶつかり合う。

『オールマイトっ！！』

その瞬間だった、オールマイトは残りの全ての力を振り絞り敵を殴り飛ばした。

そして静けさが漂う中、そこに立っていたのは敵ではなく、オールマイトだった。

オールマイトは身体中から血を流しているにもかかわらず、その場で勝利のスタンディングをとった。

《オールマイト！敵は動かず！！勝利！！オールマイト！！勝利のスタンディングです！！》

Aは安心し、床に座り込んでいった。そして瞳からは安心からか涙があふれ出ていた。

『よかった……よかったよ……オールマイトっ』

そしてその後は警察に速やかに敵は連行されていった。

そしてオールマイトはカメラに向けそのボロボロの身体で指を差した。

オールマイト「次は……君だ」

その言葉を最後に、Aのスマホは充電が切れて画面が真っ暗になってしまった。