時をとめて３【ヒロアカ】 (ページ20)

今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:118,173 hit

１２０．ページ20

それから飯田達と共にAは施設へ向かっていた。

飯田「時城君！ピクシーボブは俺が担ごう！」

『あぁ、頼む』

Aは抱えているピクシーボブを飯田に預けてから再び施設を目指した。

その時だった＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『んぐっ！？』

？「静かにしろよ？暴れたり個性を使えば、即座に燃やす。まぁ、使えねぇだろうけど」

突然腕を引かれたかと思えば、口と手を押さえられていた。

『(こいつもヴィラン連合かっ……！)』

荼毘「あぁ、一応名乗ってやるよ。俺は荼毘、ヴィラン連合の一人だ。

お前、時城Aだったな。体育祭、見てたぜ。良い個性持ってるんだな。

だが、こうすれば使えねぇわけだが……」

その瞬間、その男はAの両手の指を躊躇無く折った。

『～～～っ！？”』

痛みで叫び声をあげようにも、男に口を押さえられているせいで声が出せない。

ただ苦痛を感じる中、男の腕の中で藻掻くことしかできない。

荼毘「お前の個性は厄介すぎるんだよ。時間止められちゃあ、さすがに俺らだって手に負えねぇからな」

その瞬間、Aはその男の腕を振り切って男の腹を肘で殴って咄嗟に距離をおいた。

荼毘「イッテェ……さすがヒーロー志望なだけあるな……指折ったくらいじゃ根を上げねぇか」

『(よりにもよって両親指が折られたっ……これじゃあどの指が残ってても指が鳴らせないっ

一先ず、隙を見てこいつから逃げて施設に戻れば相澤先生がいるはずだっ)』

Aはそう言ってその男を睨み付けた。