時をとめて３【ヒロアカ】 (ページ45)

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相澤「中断されてしまったが、林間合宿での個性を伸ばす訓練は必殺技を作り上げるためのプロセスだった。

つまり、これから後期始業まで残り１０日あまりの夏休みは個性を伸ばしつつ必殺技を編み出す、圧縮訓練となる。

なお、個性の伸びや技の性質に合わせてコスチュームの改良も平衡して考えていくように。

Plus Ultraの精神で乗り越えろ。準備はいいか」

Ａ組「「はい！」」

それから皆はそれぞれに見合った必殺技を編み出していく。

エクトプラズムの分身が一人一人についていた。

エクトプラズム「君の個性は時を止めることができる力。だがそれは端から見れば瞬間移動にも捉えられる。

そこを利用した必殺技を編み出していこう」

『つまり、相手の錯乱させてからの不意打ち攻撃ってことか……わかりました』

Aは指を鳴らし時間を止めエクトプラズムの背後に回り込む。しかしエクトプラズはそれを予測していたのか回し蹴りをしてくる。

『くっ……読まれたっ』

エクトプラズム「相手の視界から外れるのは良い判断だが、気配が消せていないのですぐにバレる」

『なるほど……じゃあこれはどうですかっ』

その瞬間Aは時を止め、崖の上から飛び降りて頭上を狙い、蹴りが入った。

エクトプラズム「なるほどっ、良い判断だっ……！」

そんな感じで訓練は続いた。