時をとめて【ヒロアカ】 (ページ16)

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１６．ページ16

Aの個性が解けると緑谷は船を飛び出した。

そして緑谷は自らの個性を使い、水難ゾーンに穴をあけた。

穴の空いたところから水がどんどん吸い込まれていき、敵もまた同時に吸い込まれていく。

緑谷「梅雨ちゃん！峰田君！！」

緑谷が合図を出すと蛙吹が飛び緑谷を掴んでその場を飛んで離れていく。

そして峰田の個性で敵は敵同士でくっついて身動きがとれなくなっていた。

『すごいな、緑谷の個性……本当にオールマイトみたいだ……さて』

Aは指を鳴らすと、一瞬にして水難ゾーンから一人で脱出した。

水難ゾーンを出ると、緑谷達と合流する。

緑谷「時城さん！無事に脱出できたんだねっ」

『あぁ。それより、まだ気を抜くなよ。敵はまだいるぞ』

緑谷「うんっ、わかってる。取り敢えず助けを呼ぶのが最優先だよ。このまま水辺に沿って広場を避けて出口に向かうのが最善」

梅雨「そうね。広場は相澤先生が敵を大勢引きつけてくれてる」

緑谷「相澤先生……やっぱり僕らを守る為、無理を通して敵の群れに飛び込んだと思うんだっ」

緑谷「お、おいまさか緑谷っ……；バカバカバカっ！；」

『私達が行っても、邪魔になるだけだぞ。それでも行くつもりなのか』

緑谷「邪魔になるようなことは考えてないよっ……ただ、隙を見て少しでも先生の負担を減らせればって……」

『……(こいつら、何か勘違いしてるんじゃないのか？だとすれば、愚かとしか言えないな……)』