夜桜の木の下には彼女がいた～FFI編～ (ページ40)

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そして後半戦が始りポジションにつく。

デザートライオンはFW３人という攻撃布陣に変えてきた。

そして試合開始のホイッスルが鳴り響く。

鬼「緑川チェックだ！」

緑「任せておけ！」

しかし、緑川は相手にそのまま弾かれてしまう。

そのあともDF陣が強引に突破されあっという間にゴール前へ。

シュートをうち円堂はそれを止めた。円堂が弾き返したボールを風丸がすかさず外に出して危機を逃れた。

その時、緑川がその場に倒れてしまった。

円「緑川！」

皆は緑川に駆け寄っていく。

円「緑川！」

鬼「どうしたんだ？こんなに早く息があがるなんて」

緑「ずっと、特訓を続けてきたつけが回ってきたみたいだっ……

過ぎたるは及ばざるがごとしかっ……

すまない、皆の足を引っ張って……」

そして緑川に変わって栗松が入ってくる。

そして試合が再開し、デザートライオンからのボール。しかしそのボールをすかさず栗松がカットした。

栗「一気に追加点でヤンスよ！……あれ？」

栗松の後ろを見れば、息があがりスピードの落ちている吹雪とヒロト。二人だけじゃない、栗松と先程から必要最低限の動きしかしていないAとキーパーの円堂以外全員息があがっていた。

ビ「罠に掛かったようだな……皆狩りの時間だ！」

その瞬間、ビヨンが栗松のボールを奪った。

円「来るぞ！DFを固めろ！」

デザートライオンはスピードを落とすことなくあがってくる。

そしてラフなプレーとそのスピードであっという間にゴールを決められてしまった。