夜桜の木の下には彼女がいた～FFI編～ (ページ38)

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そしてそれぞれがポジションにつく。

スターティングメンバーはこの間と同じだ。

円堂とデザートライオンのキャプテン、ビヨン・カイルが握手を交わす。

そして試合開始のホイッスルが鳴り響いた。

ヒロトがボールを持ち攻め上がる。相手がボールを奪いに来るがヒロトはそれを躱し鬼道にパスを出した。

そして鬼道のところにタックルがくるが、鬼道はそれを力で押し切った。

『デザートライオン……ラフなプレーが目立つな』

そしてボールは豪炎寺から吹雪へ。

吹雪のウルフレジェンドをビヨンが体を張って受け止めるが耐えきれずそのままゴールへ。

相手のキーパーはなんとかゴールを阻止した。

円「いいぞ吹雪！その調子だ！」

吹「うん！」

そして風丸のコーナーキックから始る。

風「ふぅ……これが俺の、新必殺技だ！」

風丸はボールを大きく蹴りあげた。

ミスキックかと思われたそのボールは大きく曲がりそのままゴールへと突き刺さった。

『凄い……！風丸凄いじゃん！』

Aが嬉しそうに飛び跳ねながら風丸に近づいた。

風「まぁな。結構頑張ったんだぜ」

『うんうん！さっきの凄くかっこよかったよ！』

Aがそう言うと風丸は嬉しそうに頭を掻いて鼻の下を伸ばしていた。

吹「ムスッ……僕だって絶対点を取ってやる！」

ヒ「俺だって負けないよ」