夜桜の木の下には彼女がいた～FFI編～ (ページ35)

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３５．ページ35

飛鷹に突き放された不良達はトボトボと帰っていった。

飛「昔のダチが、とんだご迷惑を……

怪我はありませんか？」

飛鷹はAの方を見て言った。

『え？あぁ、ちょっと強く掴まれたから後が残ったくらいだよ。そのうち消える』

飛「本当に申し訳ありません……」

円「どういうことなんだよ？飛鷹」

飛「……すみませんキャプテン。昔のことは勘弁してください」

円「……わかった」

そう言うと飛鷹は帰っていった。

円「昔の事か……虎丸の事もこれ以上首を突っ込まない方がいいのかな？」

豪「円堂、俺はチームメイトとして虎丸のことが知りたい。

苦しいことも辛いことも、一緒に乗り越えていくのがチームメイト。

それを教えてくれたのはお前だろ？」

円「わかった、行こう！」

冬「守君、私も一緒に行っていい？」

円「え？あぁ！勿論！」

豪「Aはどうする？」

『私はいいよ。そんな大勢で行くと迷惑かもしれないし。

先帰ってるね』

円「わかった！じゃあ皆に伝えといてくれ！」

『はいはい。いってらっしゃい』

Aはそのまま合宿所に向かって帰っていった。