夜桜の木の下には彼女がいた～FFI編～ (ページ33)

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３３．ページ33

練習を終え、Aは冬花と一緒に散歩をしていた。

冬「稲妻町って素敵なところがいっぱいありますね」

『落ち着く所ばっかりだよ』

その時、後ろから円堂達が後ろから声をかけてきた。

円「ふゆっぺ！A！」

冬「守君？」

『豪炎寺と秋もいるじゃん』

円「よ！二人で散歩か？」

『そんなとこ。お前達はどこか行くのか？』

円「虎丸のところ」

冬「虎丸君？」

『じゃあ居場所がわかったんだ』

円「うん！虎丸って、いつも途中で帰っちゃうだろ？その訳が知りたくて」

するとその時、Aと冬花の後ろにバイクに乗った男達が話しかけてきた。

「ふぅ～！可愛いじゃん彼女達ぃ」

円「なんだ？」

『いかにも不良ですって感じ……』

「そんな奴等とつるんでねーでさ、俺達とかっ飛ばそうぜ？こいつでよ」

秋「円堂君、試合前に問題を起こしたりしたら……」

円「わかってる……急いでるんだ、行こうぜ皆」

皆が歩き出したとき、男がAにの手を掴んだ。

「おっと！」

『っ！』

「いいから付き合えよ」

Aは手を振り払おうとするが男の力はやはり強く中々振りほどけない。

豪「Aの手を離せ」

「あぁん？痛い目みたくなかったら引っ込んでな」

豪炎寺はその男を強く睨み付けた。その時＿＿＿＿＿＿＿＿

飛「痛い目？見せてもらいたいもんだな」

男達の後ろには、飛鷹がいた。