夜桜の木の下には彼女がいた～FFI編～ (ページ19)

今日:14 hit、昨日:4 hit、合計:185,244 hit

１９．ページ19

Aが部屋で本を読んでいると、ヒロトと吹雪が部屋にやってきた。

『どうしたの？』

ヒ「なんとなくジッとしてられなくてね」

吹「僕はAに会いに来ただけだよ」

二人はそう言うとAの部屋にあがりこんできた。

ヒ「Aちゃんはさ、あの監督のことどう思う？」

『どうって……私は信頼してるよ。言い方はきついかもだけど、言ってることは正しいし』

ヒ「でも練習禁止なんて、やっぱり可笑しいよ」

吹「そうだね。世界レベルじゃないなんて言いながら練習させてくれないなんて、矛盾してるよ」

『まぁ不満になるのは当然だよね』

するとその時、外から誰かの声が聞こえてきた。

「飛鷹さーん！いるんでしょー！飛鷹さーん！出てきてくださーい！」

吹「何？」

ヒ「彼の友人かな？」

『何あの連中……』

飛鷹が出てきて、その者達とどこかに行ってしまった。

『見た目通りの不良って感じだな』

吹「怖かったら僕の胸に飛び込んでおいで！」

ヒ「いや俺のほうへ！」

『……とりあえずアンタ等部屋に戻れ；』

Aは二人を部屋から追い出した。