夜桜の木の下には彼女がいた～FFI編～ (ページ18)

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１８．ページ18

目金が食堂のテレビにそのDVDを入れ映像を再生する。

目「彼等がオーストラリア代表、ビッグウェイブスです」

円「どんなプレーをするんだ……」

皆は食い入るようにその映像を見ている。しかし画面が切り替わったかと思えば、突然砂浜で遊ぶ映像が流れ出した。

『何これ；』

目「流石に、国と国との戦い。代表チームの情報を手に入れるのは難しくなっています。

ですが、この目金。それで諦める男ではありません！

プレーは無理でも、海で遊ぶシーンを手に入れてきましたー！」

「「……」」

不「見る意味ねーじゃん」

『つまり役立たず』

目「ガーンっ」

その時、秋達が口を開いた。

秋「映像ではないけど、私達が見つけた情報もあるの」

春「ビッグウェイブスは、海の男達らしいんです」

綱「海？」

秋「海で心と体を鍛え抜いたチーム」

春「特に守備が固く、相手の攻撃を完璧に封じてしまう未知の戦術があるそうです」

綱「へぇ～、面白えじゃねーか」

鬼「攻撃を完全に封じる……」

目「どんな戦術かはわかりませんが、それを破らないと勝つことは難しいようですね」

円「聞けば聞くほど、じっとしていられない！練習しなくっちゃ！」

円堂が食堂を飛び出した時、目の前に久遠が立っていた。

円「監督；」

『大人しく部屋にいろってことでしょ』

そして皆は部屋に戻っていった。