次の方、どうぞ【ヒロアカ】 (ページ42)

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４２．ページ42

爆豪対轟の試合は予想通り白熱したものとなる。

爆豪は轟の左側の炎を出させようとしているのか先程から左側ばかりを攻めていく。

しかし轟は、左側の炎を途中で消し爆豪の攻撃をもろに被ってしまった。

爆煙が晴れると、轟は爆豪の攻撃を受け場外へ出され気絶していた。

『大変っ、早く手当てしないとっ』

轟が保健室に運ばれ、治癒と手当てを始める。

爆豪は暴れるのでミッドナイトによって今は眠らされている。

治癒を終え、轟と爆豪が目を覚すまで待っていることとなった。

轟「っ……」

『あ、目が覚めた？』

轟「……保健室か、ここ」

『リカバリーガールに治癒をしてもらったから大丈夫だとは思うけど……

どう？意識はっきりしてる？動ける？』

轟は上半身を起こした。

轟「はい……」

『そう！よかった～。それじゃあもうすぐ閉会式も始まるから行っていいよ。お疲れ様』

轟「はい……ありがとうございました……」

轟はそのまま保健室を出て行った。

『……どうしてあの時炎を消しちゃったんでしょうか』

リカバリー「緑谷戦から、どうにも調子を崩しているようだね。迷いがあるんだろうさ」

『何だか色々と可哀想な子ですよね……』

それから体育祭は無事に終了し、Aは後片付けを始めた。