ドクロマークにはご注意 Ⅱ【ヒロアカ】 (ページ44)

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９４．ページ44

マイク「常闇！毒雨の毒に囲まれて逃げ場を失ったー！

死にたくなきゃ動くなってか！？そりゃねぇぜ！」

常闇「クッ……！」

『さ、どうするー？アンタはそっから動けないわけだけどさぁ

”参った”って言ってもいいんだよ？』

常闇「……フッ、俺が動けなくとも、ダークシャドウがいる！いけ！」

黒影「あいよ！」

『やっぱそうくるよねぇ……計算通りだっつーの』

Aはダークシャドウを迎撃しようと毒を浴びせようとした。しかしその瞬間、ダークシャドウは風を巻き起こしAの足元の毒を跳ねさせAの視界を一瞬だけ奪う。

『ちょっ！』

目を開けた瞬間、ダークシャドウはAの背後に回り込んできていた。

Aはそれを間一髪で躱したが、その際に右側の体操服が破れ腕が露わになってしまう。

『！？』

黒影「チッ、避けられたかっ」

Aは露わになった右腕を左手で覆って慌てて隠す。

そしてAの一瞬の動揺で足元の毒は消えてしまった。

常闇「形勢逆転だ。ここからが勝負どころ！」

『もういい……』

Aは突然そう言うと場外へ向かって歩き出していく。

常闇「何っ？どこへいく！？」

『もう戦えないって言ってんのよ。アンタの勝ちよ。これでいいでしょ。次の試合頑張れ』

Aはそう言って右肩を隠したままフィールドを出て行った。

ミッドナイト「え、えっと……毒雨さん場外？；常闇君、３回戦進出！」

スタジアム全体は納得がいっていないのか、疑問を残したままその試合は終った。

相澤「……何か隠してんな、あいつ」