元最凶の吸血鬼がメイドになった件 Ⅵ【黒執事】 (ページ17)

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２６７．ページ17

シ「何す……っ！」

コールはシエルの腹部を蹴りあげる。

シ「かはっ……！」

コール「こんな人気のない所指定するなんてバカだね…助けなんてこないよ？

さーて、お写真撮りましょうね～死にたくなるほど恥ずかしいやつを！

さ、やっちゃって♡」

コールの指示で取り巻き達はシエルの服を脱がそうとしてくる。

シ「やめてくださああああいっ！！」

『にゃ～』

猫の鳴き声がして振り返ると、そこには先ほどまでいなかったはずのAが猫の姿になってジッとその様子を見ていた。

「ね、猫？」「鍵は掛かってるはずだよな？」「どっから入ってきたんだ？」

Aは巧みに飛び跳ね扉の鍵を開けた。

コール「コラッ！！」

その瞬間、扉が開かれ翡翠の獅子寮の監督生のグリーンヒルとその寮弟のエドワードが駆けつけた。

グリーン「何してる貴様らあああ！！」

グリーンヒルとエドワードは一瞬にしてコールの取り巻きを殴り倒した。

グリーン「もう暴力を振るわんと決めた俺に誓いを破らせた罪は重いぞ。コール！」

コールはへなへなと床に座り込んで涙目になっていた。