人の皮を被った鬼【ヒロアカ】 (ページ22)

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２２．ページ22

Aは門に入ると、時間にまだ余裕があるので、校内を歩き回りながら教室へ向かっていた。

『(私のクラスは……１ーＡね)

……あ』

Ａ組のクラスの前へやってくると、そこには緑谷と恐らく同じクラスであろう女子生徒が話をしていた。

Aはそんな緑谷に近づき後ろから話しかけた。

『ごめんなさい。教室に入らせてもらってもいいかしら？』

Aが話しかけると、緑谷はAを見て驚く。

緑谷「Aさっ＿＿」

『初めまして。君達もＡ組の人よね？これからよろしくね』

麗日「あ、はい！麗日お茶子です！よろしくね！」

女の子が元気に挨拶を返しAは微笑みながら教室に入っていった。

？「マジで……」

？「あの子って確かオールマイトの……だよね？」

？「同い年だったんだ……」

？「あ、アンタ！同じクラスだったのか！」

Aは何も言わず微笑みかけ席についた。

緑谷「(そっか……Aさんと知り合いなのがバレたら、僕がオールマイトと何か繋がりがあることがバレるかもしれないんだ……

ここは全力で初対面のフリをするしかないっ……！)」

？「お友達ごっこがしたいなら他所へ行け」

教室の外から男性の声が聞こえてきて振り返ると、そこには何故か寝袋に入っている男性の姿があった。