人の皮を被った鬼【ヒロアカ】 (ページ12)

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１２．ページ12

オールマイト「これは受け売りだが、最初から運良く授かった者と、認められ譲渡されたものではその本質が違う！

肝に銘じておきな。これは、君自身が勝ち取った力だ」

そしてオールマイトは自身の髪を一本抜き、それを緑谷に差し出した。

オールマイト「食え」

緑谷「へ？」

オールマイト「別にＤＮＡを取り込めるなら何でもいいんだけどさぁ！」

緑谷「思ってたのと違いすぎるー！；」

オールマイト「さぁ！時間ないって！試験に遅刻するぞー！さぁ！さぁ！」

『おえ……』

それから緑谷はオールマイトの毛を飲んで、個性を試す時間もなく試験場へ向かった。

『……さてと、私も行ってきますね』

オールマイト「え？どこにだい？」

『どこにって、そのうちわかりますよ』

Aはそう言って車から荷物を取って歩いていった。

『緑谷少年、か……面白い子だなぁ……認めてあげましょう、彼の素質を』

Aは薄ら笑いを浮かべながらそう呟いた。

そしてAは、受験会場である＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿雄英へと向かった。